―薬局にドライブスルー(DT)はかなり珍しいのでは?
十勝でDTを取り入れているのはナカジマ薬局だけで、協会病院前店(帯広)とめむろ店の2か所に設置しています。もともとの目的は足の不自由の方や、小さなお子さま連れの方、インフルエンザ対策などのために始まったサービスで、新型コロナが流行する前からあります。
お車を降りなくても処方箋の受付とお薬の受け取りができます。現在は3~4割の患者様にご利用いただいています。病院が薬局まで処方箋のFAXを送信することもあり、DTの窓口での受け取りも可能です。
―今はコロナ禍なので、感染対策のため可能な限り人との接触を避けたいですね。
2020年春より、「CARADA」という健康アプリを導入しています。アプリを使用して処方箋のデータを事前に薬局に送信できます。受取希望時間を指定していただき、調剤が完了してからご来店いただくことで薬局での待ち時間を減らすことができます。
全道6,000人、十勝管内700人の患者さんに登録いただいております。若い方やお母さん方の利用が多いです。子ども全員の処方箋を一度に送信ができるため、とても便利です。
―最近、健康アプリが流行っていますね。
実は、今年6月よりナカジマ薬局ではSpoby(スポビー)というアプリのスポンサーになりました。ユーザーの歩数がポイントとなり、アプリに登録されている特典と交換できます。ナカジマ薬局の特典は、「InBody(インボディ)検査」または「栄養士と相談」サービスです。
―やっぱり、健康第一!ですね。
会社の方針に「未病」という考え方があります。病気になる前に予防しようというものです。現在ナカジマ薬局では患者様の健康を保つために様々なサービスに力を入れています。栄養バランスを評価して食事内容の改善のアドバイスをする「からだ測定会」や、芽室町と締結している一人暮らしのご高齢患者さんの見守り活動もあります。DTも含めて、ぜひ多くの方にご利用いただければうれしいと思います。
次々に新しいことにチャレンジするナカジマ薬局様、今後の活動が楽しみですね。